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アレルギーには加齢黄斑変性の抑制効果がある

投稿日:2018年3月26日 更新日:

加齢黄斑変性

最近季節的に花粉症の患者さんが多いです。

中には一年中アレルギー症状のある方もいます。

スギ、イネ、ヨモギ、ブタクサなどは真冬でも花粉が少量飛んでいます。ハウスダストアレルギーの可能性も考えられます。

アレルギーは悪いことばかりではないようです。

論文

アレルギーは加齢黄斑変性に対する防御因子である

Allergy is a protective factor against age-related macular degeneration

Invest Ophthalmol Vis Sci 2014, 55: 210-214.

ドイツの論文です。

内容

アレルギーは加齢黄斑変性(AMD)を抑制するという内容です。

アレルギーとは通常は無害な環境物質が病気を起こすというものです。具体的には喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどです。

原因となる抗原が免疫細胞を刺激して炎症反応を起こします。

対象

3585人のAMDの状態、喫煙、ステロイド使用、アレルギー歴を調査し、ロジスティック回帰分析で評価しました。

この論文では、AMDの前駆病変である色素上皮異常などをAMDとし、加齢黄斑変性(滲出型または萎縮型)と診断された場合を後期AMDとして検討されています。

全AMD患者864人(その内495人は後期AMD)とAMDではない1014人を比較しました。

結果

アレルギー陽性の人はアレルギー陰性の人に比べて

  • AMDに0.52倍かかりやすい
  • 後期AMDに0.32倍かかりやすい

という結果でした。

年齢、性別、喫煙、ステロイド使用を補正後も1倍以下でした。

  • AMDは0.75倍
  • 後期AMDは0.49倍

まとめ

アレルギーはAMD発症予防効果を持っているといえそうです。その仕組みはわかりませんが、AMD発症に免疫反応が関係している可能性があります。

寄生虫に感染するとアトピー性皮膚炎に罹り辛くなることが知られています。この話に似ている気がします。

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