病的眼振
黒内障性眼振(視性眼振ともいう)
小眼球、先天白内障、全色盲、眼白子症などに見られる眼振。振子眼振(急速相と緩徐相が無い振り子のような眼振)が多い。
先天眼振
乳児眼振
生後早期からみられる眼振。生後3ヶ月頃から発症し、最初は振子眼振、1歳頃から律動眼振(急速相と緩徐相のある眼振)となり、5歳頃までに静止位が確立され、それに合わせて異常頭位がみられる。動揺視の訴えは少ない。
先天周期性交代性眼振
眼振の固視位が周期性を持って左右に移動する。見やすい場所に合わせるために頭の向きを変える。
潜伏眼振(latent nystagmus)
普段は眼振が見られないが、視力検査などで片眼を遮蔽すると出る眼振。
眼振阻止症候群
片眼または両眼を内転させることにより、内斜視となることで眼振を減弱させる。
後天眼振
脳や前庭の障害で起こる。動揺視、めまい、複視を訴える。