涙囊炎で紹介
以前涙囊炎で紹介された男性が涙道の悪性黒色腫だったことがあります。
左眼のみ流涙の症状が強く、目がしらが腫れて赤くなっていました。水を通してみると通らず、眼脂の逆流と少量の出血がありました。最初、通常の涙囊炎の治療を行ったところ、炎症が落ち着いてしばらく経過は良かったのですが、1ヶ月以内に同じ症状が出ました。腫れがひいた時に皮膚の上から触ってみると小さなしこりがありました。
悪性黒色腫
腫瘍ではないかと疑い大学病院へ紹介し、精密検査を受けて悪性黒色腫と診断されました。
涙道疾患は女性に多いので、男性に起こった場合は腫瘍を念頭に置く必要があります。
起こりうる腫瘍としては、悪性黒色腫、腺癌、悪性リンパ腫など悪性のものが多いです。