手術たくさん
内容
白内障手術五件、線維柱帯切開術一件、硝子体手術三件
白内障手術
すべて普通の白内障でした。
線維柱帯切開術
ご高齢の方の緑内障の手術でした。白内障と同時手術でした。白内障に関していろんな不利な条件が重なっていました。一方の目が失明、IFIS、散瞳不良、チン氏帯が弱い、白内障が硬そう、など始める前から不安要素満載でした。少ししか散瞳していなかったので瞳孔括約筋切開というのをやって、瞳孔を拡大しました。それでもそんなに拡張しませんでした。そのまま前嚢を丸く切開しましたが、この時点でチン氏帯が弱く水晶体が動いているのがわかったので、慎重に切開しました。前嚢切開は通常よりも小さめになりました。次に水晶体を超音波乳化吸引しましたが、水晶体は結構硬かったです。角膜内皮への影響を最小限にするため粘弾性物質を入れて予め角膜内皮保護の対策は取っていました。水晶体を吸ってしまえば後は普通通りできました。
線維柱帯切開術も同時にやって終了しました。うまくいったと思います。
硝子体手術
一件目は増殖性糖尿病性網膜症手術でした。増殖膜が張っていたので難しかったです。
二件目は普通の黄斑前膜の手術でした。
三軒目は黄斑円孔網膜剥離の手術でした。強度近視の方だったので難しかったです。