先週広島のみはら眼科で巨大霰粒腫の手術をしました。霰粒腫とはものもらいのことで、まぶたのできものです。
巨大霰粒腫
霰粒腫が巨大になると皮膚を突き破って外に出てきます。こうなったら薬では対処できません。手術で切除するしかないです。
皮膚を突き破って出てくる霰粒腫は周囲の組織をに穴を開け、筋肉も壊しながら拡大し、最後は皮膚を突き破って外に出てきます。破れた皮膚は菲薄化して脆くなっています。薄くなった皮膚は糸で縫合すると裂けてしまうので、きれいに取り除き、正常な皮膚同士を縫合する必要があります。
手術
霰粒腫は瞼板という軟骨の中から発生します。今回の症例は軟骨を貫いて前後に腫瘤が進展していました。軟骨は切りたくないので、腫瘤が貫いてできた孔から器具を入れて瞼板の裏側の腫瘤まできれいに取り除きました。最後に傷がきれいになるように薄くなった皮膚を取り除き縫合して終了しました。
少し大変でしたが、きれいになりました(^^)