涙道の病気で一番難しいのが涙小管閉塞の治療です。
涙点から近いところで閉塞していると治療不可能でした。
1962年に発表されたジョーンズチューブというガラス管を目頭に埋め込む手術がこれまで行われてきましたが、ガラスが割れたり管が奥に入り込んだりする合併症の発症率が50%と高率です。
そこで色々な手術が考え出されました。
1番良さそうな方法は、目頭から直接涙道に涙が流れていくように通り道を作るやり方です。新しい手術方法ですが治療成績がいいようです。
涙小管閉塞は治療が難しく点眼で経過観察される事が多かったですが、当院では新しい手術方法で治療していきたいと考えています。