-
涙道感染の起炎菌
涙小管炎の起炎菌 原因菌として放線菌が指摘されていますが、黄色ブドウ球菌や真菌や緑膿菌など色々な起炎菌の報告があります。偏性嫌気性菌が考えられていますが、ブドウ球菌も39%分離されたという報告がありま ...
-
涙小管掻破はやらない方がいいです
涙小管掻破 涙小管炎の治療として教科書には「涙小管掻破をする」と書いてありますが、涙小管内腔を傷つけると閉塞の原因になるので掻爬はやらない方がいいです。 石を転がす 涙小管内の菌石を除去することが目的 ...
-
網膜下への薬物注射法
内境界膜はその周囲の組織に比べて1万倍の硬さを持っています。 網膜下にt -PAなどの薬剤を注射するときに内境界膜を剥がして、網膜に針を刺さずに圧をかけるだけで網膜下に薬物が入ります。
-
涙小管炎の治療
菌石の除去 治療は菌石の除去になります。キシロカインで麻酔をしますが、場合によっては滑車下神経麻酔までします。涙点を拡張し、必要ならば涙点耳側切開をして、綿棒と指を使って菌石を圧出します。生理食塩水で ...
-
飛蚊症に関連する病気の治療
治療について 飛蚊症を初期症状とする病気は早期の治療が必要な場合があります。 網膜裂孔 網膜裂孔が起きている場合は、網膜剥離を起こさないように、レーザーによる光凝固が行われます。レーザーで裂けた部分 ...
-
流出路再建術の範囲
房水流出路である線維柱帯を切開または切除する方法が最近いくつか出て来ました。 以前は線維柱帯切開術という白目の表面から手術するやり方くらいしかありませんでしたが、最近は道具を使って眼内から手術すること ...
-
網膜裂孔、網膜剥離は早期の治療が必要です
網膜裂孔 網膜裂孔は、硝子体によって引っ張られた網膜が裂け、穴が開く疾患です。このとき裂けた部分から塵が出て飛蚊症になることがあります。また、網膜を走る血管が破けて出血して視力が低下することもあります ...