キシロカインとボスミンのガーゼを中鼻道に入れて数分待つ。
その間に周りの準備をする。
内視鏡を入れ、器具で鈎状突起を動かして確認する。
時に器具が中鼻甲介にあたって動くが、中鼻甲介は頭蓋底に直接くっついているので、あまり動かしすぎると頭蓋底に傷がつくことがあるので注意。
鈎状突起をすべて除去する。
涙点から光を入れて総涙点の位置を確認する。光を涙嚢内に入れてもらい、涙嚢の範囲も確認する。
キシロカインを鼻粘膜に注射して、骨から粘膜を浮かせて、粘膜を剥離して骨を露出させる。
骨を露出させたら、ドリルで削っていく。内総涙点のところまで削って、涙嚢粘膜を露出させる。
涙嚢粘膜をナイフで切開する。助手に涙嚢壁を棒で押してもらって、張ったところを切開する。
最後にガーゼを詰めて終了。