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小山福澤眼科

手術 流涙症 涙道内視鏡手術 鼻涙管閉塞症

涙道内視鏡手術を六眼やりました。狭窄三眼、閉塞三眼でした。

投稿日:2018年7月21日 更新日:

涙道内視鏡手術

手術

昼間は外来の仕事でかなり混雑して忙しかったです。
夕方に仕事が終わってから別の眼科に手術の仕事で行きました。

内容

涙道内視鏡手術六眼やりました。内訳は鼻涙管狭窄三眼、鼻涙管閉塞三眼でした。

涙道内視鏡手術

最初の方は鼻涙管狭窄の方だったので、狭くなっているだけで閉塞しているわけではないので、両眼とも難なくチューブを挿入することができました。
2人目の方はかなり難しかったです。90代の方の両眼の鼻涙管閉塞でした。完全閉塞なので水を通しも全く通らない状態で、他の病院ですでに涙道手術を受けていましたが、うまくいかなかった方だったので、涙道内に仮道などの傷跡がありそうな症例でした。やってみると涙嚢が最初から閉塞していました。内視鏡で閉塞部位を観察しながら手探りで少しずつ掘り進む感覚でした。先へ進むほど硬くなっていて、最後の部分はかなり硬く閉塞していたので、突き破るのに力がいりました。左眼も右眼と同様にほとんど全域で閉塞していました。しかし左眼はもっと難しかったです。涙小管を超えたところに前医の手術でできた仮道があり、そこを超えるのに少し時間を要しました。癒着を剥がすと線維質な感じだったので長年癒着していたような雰囲気でした。左眼の鼻涙管の最後のあたりの閉塞は本当に硬くてかなり力を入れて何度も突きましたが、先へ進めませんでした。途中で諦めかけましたが、閉塞部位をよく観察し、突く場所を変えて何度かやっていたら、突き破ることができ、無事にチューブを入れることができました。完全閉塞の方は、うまくチューブが入ると症状が軽快し、喜んでいただけます。

残り二眼も難しかったですが、うまくいきました。

涙道の手術は全員違うので難しいです。

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