人工レンズ強膜内固定
前回やった人工レンズ強膜内固定術は角膜が浮腫を起こしていたため難しかったです。
前日の手術
前日に他の先生が手術をして、人工レンズを入れる袋が破けてしまったため、翌日に人工レンズを入れる手術をお願いされました。
手術
まず、硝子体中に水晶体の破片が落下していたので硝子体カッターで除去しました。
レンズを入れる袋がないので、レンズを強膜というところに固定する方法でやりました。
前日の手術は難易度が高かったらしく、角膜に負担がかかって浮腫を起こしていたため、濁っていてかなり見づらかったです。
眼内で人工レンズの脚をつかんで針の穴に入れる操作が難しいですが、角膜が濁っていたため、ほとんど見えない状態でやりました。今まで何度もやっているので手探りな感じでやりましたが、なんとかうまくできました。
術後経過
術後の経過は良かったです。角膜の状態は悪くなかったです。
角膜の状態が悪かったので、粘弾性物質で角膜内皮を保護しながらやったのが良かったようです。