多かったです。
内容
翼状片切除術一件、眼瞼下垂手術一眼、白内障手術三件、白内障手術+線維柱帯切開術一件、硝子体手術三件でした。
翼状片切除術
まあまあ大きな翼状片でした。癒着も比較的強かったです。上方の結膜を有茎弁移植しようとして、切って引っ張ってきましたが、届かなかったので、下方からも結膜を持ってきました。結膜下の増殖組織を切除して、正常結膜を縫い合わせて終了しました。
白内障手術
緑内障の方の白内障手術は横から手術しました。
その他は普通の白内障でした。
白内障手術+線維柱帯切開術
義落屑症候群の方で、眼圧が上がりやすい方でした。視野が悪く点眼をたくさんしていて大変なので、白内障手術と一緒に緑内障の手術もしました。偽落屑症候群の方は散瞳が弱く、水晶体がグラグラ動いてはずれやすいので難しいことが多いです。今回の方も散瞳が悪かったですが、瞳孔を広げることもなくそのまま手術して普通に終わりました。その後、線維柱帯切開術をしました。切開したところから出血しましたが、最後にきれいに吸い取って終わりました。
眼瞼下垂手術
一重まぶたの方だったので、術後も一重まぶたになるように手術しました。一重まぶたの方は一重まぶたを希望される場合があります。術後はちゃんとまぶたが上がっていました。
硝子体手術
黄斑前膜二件、黄斑円孔一件でした。三件とも白内障同時手術でした。
一件目の黄斑前膜は特に問題なく終了しました。
二件目の黄斑前膜は白内障手術をしてから眼内を観察すると、網膜周辺部に一箇所出血がありました。操作している間に眼圧が下がることがあります、その時に出血したのかもしれません。特に穴などはなかったのですが、念のため空気を半分程度入れて終了しました。
黄斑円孔は大きさが普通だったので内境界膜翻転法はやらなかったです。